卒業
卒業シーズンですね。
卒業生の皆さんはおめでとうございます。
先日、当クラブでも卒団式を行いました。
2年間しか関わってはいないが、
今回の3年生は、調子乗りの、だらしなくて、気分屋みたいな子たちでした。
ですが、面白味はあった。
この学年のスタートは、新人戦をあっさり予選敗退し、リーグ戦も早々に連敗。
もってる能力は良いのに、自信を失っているようにみえました。
僕が、本格的にジュニアユースを任されるようになったのが、この1月頃でしたが、もう少しサッカーの原理原則的なものを整理すれば、元々の能力は高いので、ある程度の結果は出るだろなとは思っていました。
それが上手くはまって、結果として表れたのがクラブユース選手権。
選手全員が自分の役割を懸命に果たそうと必死で取り組んでいました。
特に、この大会の宝塚戦は印象に残っています。
僕のミスで、試合会場への到着がギリギリになったのにも関わらず、彼らは自分たちで気持ちを鼓舞し、盛り上げ、
試合でも3度のビハインドをすべて追いつき、PK戦では逆転劇を見せてくれました。
彼らの気持ちに感動し、選手に助けられるってこういうことを言うんだなと初めて感じました。
しかし、そこからさらに上積みはできなかった。
クラブユースで得た自信を良いものに変えれていなかったのが、残念で心残りです。
高円宮杯で、もっと良いパフォーマンスを引き出せたんじやないかと、今でも思います。
ですが、最終的には自分次第です。
次のステージでは、多くの部員の中で彼らは闘って行かなくてはなりません。
そうなると、より自分でなんとかしないといけない。
気持ちの部分も、私生活も、サッカーの技術的な部分ももっと自分で考えて取り組むことが必要になってくる。
トップの監督は全員のことをしっかり見てくれない。
というか、しっかり部員が多すぎてしっかり見ることが出来ない。
見てもらうためには、自分で自分を高めて這い上がるしかない。
どうか、次のステージでは、もっと自分自信で自分を高める努力をしてほしい。
そして良い舞台で活躍する所を楽しみにしています。
彼らなら、その能力は十分にある。
あとは自分次第。
彼らには本当にイライラすることが多く、引退するまでは、「早く引退して、早く卒団しろ!」と思っていましたが、いざ卒団するとなると寂しいものですね。
とにかく、今後のさらなる活躍を祈っています。