よっしーBLOG

☆フォーゼムフィールドKOBE☆ ATSサッカースクール☆ATSジュニアユース。

集団としての意識

 

今は、本格的にジュニアユースチームを見ています。

もちろん、以前から本気で指導などにあたっていますが、より深く関わることになったので、さらに全力で取り組みたいと思っています。

 

まず、手をつけたのが、ピッチ外のところ曖昧であった部分。

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このようなルールを強制することに意味があるのかという議論にもなるかもしれませんが、私は大切なことであると思います。

 

中学生年代からは、精神面でも大きく変化します。 少し大人に考えができるようになったり、悩んだり、恋したり、いろいろ忙しい時期です。

 

そのような時期は、ピッチ外の行動がピッチ内に少なからず出てきます。

 

おそらく子供たちは、私の見ていない所でサイダー片手にポテチでも食べているでしょう。

それはそれで、別に良いです。

 

中学生から私生活の部分まで完璧に意識高く取り組んでいる選手などほとんどいません。

 

ただ大事なのは、サッカー時にサッカーに本気で取り組むスイッチが入っているか。チームで活動する意識を持っているか。

できていない人に注意できるか。全員でこだわれるか。

 

今は、学校生活や塾なので、子供たちは忙しいと思います。

 

そんな中でもサッカー活動時だけは、ピッチ外から本気で取り組んでほしい。 チームとしての意識を持ってほしい。 そこが変われば、同じ練習の日々でも成果は変わってきます。

 

でも、ルールが破られても、怒鳴ったり怒ったりはしないようにしています。

それは、本気にさせれていない、自分の責任にあるから。

 

この間、あるメンタルコーチと話す機会があり、

「選手の意識を変えるにはどうすれば良いですか」

と聞くと

指導者がまず意識を変え、選手に寄り添うことが必要であるそうです。

 

例えば、あいさつが全くできていない子供に対して、「あいさつしろよ」や「あいさつないの」とか言うのではなく、子供より先にこちらから挨拶をする。

 

その人のエピソードをもう一つ紹介すると、その方があるクラブの寮長を務めているとき、電気がつけっぱなしで就寝していることがたびたびあったそうです。

もちろんルールでは、必ず消さないといけないですが、ほとんどの人ができていなかったそうです。

 

そのときに、その方は「電気消せよ」ということは一言も言わず、自ら毎晩、電気を消しに行っていたそうです。

ただそれが数週間経てば、誰もルールを破る子はいなくなったそうです。

 

その方曰く、指導者は選手より上の立場にいるという感覚になってしまいガチであるが、そうなってはいけないということを教えて頂きました。

 

選手と同じ目線、同じ意識、そしてこちらから寄り添う必要があると。

 

私自身、その考え方が重要であると、今も昔も感じています。

 

今後も、さらに選手に寄り添って一緒に良いチームになっていければと思っております。