仕事納めました
今年ももう終わりですね。
子供たちや、保護者の方々やお客さんに支えられた1年でした。
仕事前とか、ちょっと疲れたなと思うとき、よくこのアクエリアスのCMを見ます。
こういうの泣ける。
改めて、それぞれの家庭でいろんな物語があったり、それぞれの子供や保護者の方もいろんな思いを持って、スポーツに励んでいるのだと感じます。
僕たちは、そういった各ご家庭の大切な子供たちをお金を頂いたうえで預かっている。
保護者の方々は、いろんな思いで、僕たちを信頼して預けてくれる。
「うちの子をよろしくお願いします。」
よく言われるこの言葉は、言葉自体は短いけど
その裏側にある責任は本当に大きいし、
当たり前ですが、中途半端な気持ちではいけない。常に本気で向き合わないといけない。
疲れたとか言ってられないなと思う。
来年度も、大切なことを忘れずに、しっかり責任をもって、1日1年頑張りたいと思います。
B級振り返り
今年参加させて頂いた、講習会の振り返りをしたいと思います。
6月と11月に両方5泊6日で講習会合宿がありました。
8時30-21時まで実技と座学がびっしり詰まった日々の中で、改めてコーチングを深く考えさせられましたし、サッカーの全体像や原理原則を整理できました。
指導実践の中で、強く求められたのが
①基準を示す
②ジャッジをする(現象の原因に対する働きかけ)
③なにを、いつ、どのように働きかけるか
⑤オーガナイズの意図
⑥積み上げ
順番に整理していきたい。
①基準を示す
これは、最初の指導実践で本当に全員が強く言われすぎて、頭に残っています。
まず、指導者が求める基準を整理する必要がある。
例えば、ディフェンスのアプローチとかは、いつ、どこまで「寄せる」のが良いアプローチなのか、自分の中で整理する必要になる。
これが、難易度が高くなると、最高のDFスライドの基準は? とかになる。なので、サッカーの原理原則がわかってないとこれを基準を整理することができない。
そして、基準を整理できたら、それを選手にどう示すかが重要になる。
一般的に、特に指導実践なんかは、フリーズで伝えるのだと思っていたが、フリーズだけではないらしい。
シンクロで褒めることで、1つ基準を示すに繋がるということが、印象に残っている。
例えば、先程のアプローチの例では、選手が良いアプローチをしたときに
「すごく良いアプローチだ!手の届く位置まで間合いを詰めたのよかったぞ!」
と全体に伝わるようにすごく褒めることによって、手の届く位置まで間合いを詰める=良いアプローチ という指導者が求めるアプローチ距離の基準が示せることになる。
ここで、重要になるのが、具体的に褒めること。
「アプローチよかったぞ!」で終わってしまったら、基準は示せない。何が良かったのかを具体的に褒めることによって、基準が示せるということらしい。
②ジャッジする(現象の原因に対する働きかけ)
トレーニング中は、多くの現象をしっかり見て、良いプレーか良くないプレーかをジャッジする必要がある。
その中で、良いプレーであれば、具体的に褒めることによって1つの基準が示せる。
良くないプレーの場合は、その原因に対してしっかり働きかけることを求められました。
例えば、パスミスした選手に対し、「パスしっかり出そう!」は現象に対する働きかけであり、パスミスの原因は何なのかを働きかけることが、重要になる。そのパスミスは、パススピードが原因か、受ける前の身体の向きか、相手を見れていないのか、ボールを見れていないのか、原因は様々ある。その原因を瞬時に整理するためには、選手のプレーをしっかり観察し、ジャッジしないといけないらしい。
③なにを、いつ、どのように働きかけるか
これは1つのトレーニングで、指導者が求めるカーファクターがいくつかあると思うが、それをいつ働きかけるかが重要になるということ。
僕もこれ怒られました!
例えば、ポゼッションのテーマのトレーニングでは、キーファクターが、
・サポートの位置
・パスの質
であったとする。
トレーニング中、これらをいつ働きかけるか。
選手それぞれのファーストタッチが上手くいっていないのに、サポート位置に対して働きかけてもあまり意味がない。
指導者がこのトレーニングで言いたいことを言うのではなく、目の前に起きている現象に対して、今、なにを働きかけるのが重要なのか。そして、それはシンクロで働きかけるのかフリーズで働きかけるのか。
逆にポゼッションが上手くいっていれば、守備に働きかけをしないといけない場面もあるということ。
そういうのも含めて、今起きているトレーニングの現象や空気をしっかり見て感じることが重要であるらしい。
④オーガナイズの意図
講習会ですごく感じたのが、「インストラクター、オーガナイズめっちゃこだわるやん。」って感じ。
ピッチのサイズとか2メートル違うだけでめっちゃ言われた。
でも、実践2メートル違うだけで起きる現象は変わってくる。
改めて、オーガナイズとは、トレーニングのルールや、ピッチのサイズなどのこと。
そして講習会でオーガナイズの意図求められて思ったのが、オーガナイズをしっかり整理した方がトレーニングにイメージしたトレーニングになったり、トレーニングにテンポが出るということ。
例えば、自分がトレーニングで伝えたいことがあるならば、その現象が出やすいオーガナイズを設定すること。
例えばDFスライドがテーマのトレーニングであれば、ピッチの横幅が狭いとスライドが簡単で伝えたい現象がでないかもしれない。でも明らかにスライドできないくらい広いも意味がない。
また、このようなピッチサイズも、トレーニングをやってみて、そのときの選手のリアクションや、起きている現象をみて、広くしたり、狭くしたりとオーガナイズを変更することは大事なことである。
また、ボールをどこに集めるのか、配給をどうするのかなども整理すると、イメージしてる現象を出せたり、トレーニングにテンポが出るらしい。
⑤積み上げ
これまで、トレーニングでどう働きかけるかなどを考えてきたが、大事なのが、伝えたことを選手としてもチームとしても吸収し、積み上げていくことである。
例えば、攻撃の練習で、ある程度自分がイメージしていることを伝えることができ、選手もそれを理解し、良いプレーをできているとする。
その後は、この攻撃の精度をどう積み上げるか。
簡単に言うと難易度を上げるということ。
例えば、守備に働きかけて、守備の強度が上がれば、攻撃の難易度もあがる。
他にはタッチ制限を加えたり、ピッチのサイズを変えたり、攻撃の数的優位から数的同数に変えたりといった、オーガナイズを変えることも1つの手段である。
大事なのは、上手くいってるからokではなく、さらに強度を高めるため、どうするかという引き出しを持っておくということ。
もちろん、そもそも数的優位で上手くいっていないのに、数的同数にしても意味がないので、そこも結局は起こっている現象をしっかり分析することが大事らしい。
以上長くなりましたが、講習会まとめです。
読んでくれた人、あざます。
マーシュのプレゼン力
チャンピオンズリーグ第2節リバプール戦。
前半早々3失点し、1-3でハーフタイムを迎えるザルツブルクのマーシュ監督。
戦術とかももちろん大事だが、それと同じくらい、闘うスピリットは大事なんだと改めて感じたシーン。むしろそういうスピリットがある前提で、戦術が成り立つのだと。
プロでも、育成年代でもそれは同じだと思う。
そして、何より凄いと思ったのが、マーシュ監督。
感情的に話してるように見えて、「選ぶ言葉」であったり、「話すテンポ」、「声の強弱」、「ボディランゲージ」は、しっかり整理されてるように見える。
そして、それをしっかり演じることによって、指導者の情熱が選手に伝わるのだと思う。
もちろん、選手との信頼関係があるのが大前提です。
ただ、同じ内容の話をしても、先程の「選ぶ言葉」「話すテンポ」「声の強弱」「ボディランゲージ」を上手く使えていないと、選手の心にささらなかったり、チームにあまり影響を与えられないこともある。
このマーシュ監督の動画では、あらためて指導者のプレゼン力が重要であると感じました。
実際、この試合を90分見ましたが、前半と後半で明らかにプレーの質が変わったし、マーシュ監督の言葉がしっかりチームに伝わっていると見てとれました。
そしてこの試合のみならず、第6節のリバプール戦も非常によかった。
ザルツブルクはチャンピオンズリーグの中では、どちらかというとチャレンジャーの立場であるが、ただ引いて守るだけでなく、格上のチーム相手でも、攻守両面で積極的に仕掛けていた。そして何より勇敢に闘っているのが伝わりました。
参考にしなければならないことが、たくさんありました。
そして、チャンピオンズリーグの予選はこれでおわり!
トーナメントが楽しみです!
あと、別の話ですが、Jリーグが閉幕しましたね!
優勝は、僕が「J開幕」の記事で注目チームに挙げていた横浜Fマリノス。
アンジェのアタッキングフットボールに結果がついてきて、非常に嬉しかったです。
得点68点。素晴らしい。
高いDFライン。攻撃的GK。内側を取るサイドバックなど
新しいことにチャレンジし、去年は降格争い。それでもブレずに、チャレンジし続け、今年大きな成功を収めたこと、本当に凄い。
もう一つ注目チームに挙げていた名古屋グランパスは、降格争いになり、残念ながら風間監督は解任になりました。
攻撃的で観客を魅了するサッカー。
それは実行するのが本当に難しい。
少し歯車が狂えば、結果はでない。つまらないに陥る。
グランパスの場合は、少し歯車が合わなかった印象で、改めて高い理想を追求する難しさを感じました。
でもJ1リーグ全体としては、平均観客動員数は初めて2万人を超え、横浜Fマリノス対FC 東京は史上最多の6万3854人もの人を動員したのをみると、日本にサッカー文化が根強いてきていると感じ、嬉しいですね。
平均観客動員数2万人越えは、世界のリーグを見ても凄い方です。
平日はがっつり仕事をし、週末はスタジアムに足を運んで、スタジアムの雰囲気を楽しみながら、レベルの高い試合で興奮する。
そして多くの子供たちが、そこでプレーすることに憧れをもつ。
そんな形で、もっと日本にサッカー文化が根付けばいいなと思っています。
指導者しか選手を変えることができない
B級ライセンス講習会。
5泊6日を2回行う研修を無事終えました、
「指導者しか選手を変えることができない。」
これ、講義でめちゃ言ってた。
Bライセンス取得のために行ったこと
◯実技、指導実践
・ポゼッション・守備チャレンジカバー・前線の崩し・フィニッシュ・守備スライド・ビルドアップ・クロスの攻撃・クロスの守備
◯実技のみ
・フィジカル・GK・セットプレー
◯講義
・フィジカル・コミュニケーションスキル・プレーの分析・プランニング・コーチング・プレーの原則・コーチの役割・GK・審判・暴力根絶・技術戦術的課題・セットプレー
講義の内容から筆記試験、口頭試験。
◯レポート、eラーニング
・外科1・外科2・外科3・内科・アンチドーピング・栄養と食事・コンディショニング・スポーツ心理学・社会科学1・社会科学2・バイオメカニクス・トレーニング 理論・スポーツ生理学
◯レポートのみ
・ロシアW杯レポート・U14課題・U16課題
思ったより盛りだくさんでした。
そして改めて、コーチングの奥深さと難しさを痛感しました。
本当に感じたことが多く、書き残したいことが多くあるので、指導実践に関してはまた別の枠で書きたいと思います。
もちろん、これを取得したからといって、自分がレベルアップした訳ではありません。
「指導者は、勉強しなければならない、学び続けなければならない。本を読むことも、情報を収集することも、他の指導者を見に行くことももちろん大事。
でも1番の大切な勉強は何ですか? それは日々の内省です。」
というインストラクターの方との会話の中で感じたことを、大事にしていきたい。
ボス
先日は、ボスの誕生日。
去年は台風被害があり、それどころではなかったので、今年はしっかり祝うことができました。
この写真、ちょっとオモロい。
今回は、ボスであるアツさんの紹介を。
僕の初めてのJリーグ観戦は西京極でした。
そして、Jリーグを見に行くといえば、決まって西京極に行ってサンガの試合を見ていました。
小学校低学年であったため、正直、ほとんどの選手をうる覚えではありますが、西京極の雰囲気は覚えています。
そこの、ピッチに立っていた人の元で、いま働かせてもらっていると考えると、なにか不思議な感じがします。
アツさんの元で働いて1年半。
まだ26年にしか生きていませんが、アツさんは今まで僕が出会ってきた人の中で、1番の異質な存在であり、その凄み多々感じることがあります。
特に指導の部分は、唯一無二であると感じる。
その存在感や発する言葉は強烈で、見ている人からすると、誤解される人もいるかもしれない。
存在だけで、トレーニングに緊張感が走る指導者は他にも何人もいると思うが、アツさんの指導の凄い所は、「現象に対する働きかけ」「観察力」「基準の明確さ」である。
この3つが、しっかり抑えられているから、ただ怒鳴るだけの指導ではなく、選手が納得し、トレーニングすることができる。
これらは、一見、指導者として、当たり前だと思われるが、それを実行することが非常に難しい。
とくに、サッカーは常に現象が変わる。攻守も進行方向も選手の立ち位置も目まぐるしく変わるなか、的確にプレーを見て、指導者がジャッジし、コーチングで働きかけるのが重要であり、一瞬、ジャッジやコーチングに躊躇したりすると、違う現象にプレーが移ってしまう。後から選手に伝えても、リアルタイムでのコーチングではないので、選手の記憶や身体には刻まれないのがよくある。
僕は、シンクロコーチングの働きかけが上手い指導者を凄く尊敬する。
ここで、コーチングの3つを簡単に説明。
・シンクロ→選手にプレーさせ続けながら、外から指導者が声をかけること。
・フリーズ→プレー中の選手たちを、一端止めてコーチングすること。
・ミーティング→選手たちを集めて、説明すること。
そして、アツさんは、基本的にシンクロで伝えていき、後から選手を集めて長々と説明することは、ほとんどしない。フリーズも短く、基本的に起きた現象に対して必ず、リアルタイムで働きかける。
そのためには、「観察力」が凄く重要であり、いろんなものを見えてるから、リアルタイムで適切に働きかけることができる。
アツさんは、高い観察力を持っており、ボールがある所はもちろん、ボールのない所もしっかり見えている。
そして、いつも驚かされるのが、ピッチ外の現象も見えていること。
あるとき、アツさんが指導している横で僕も一緒に居たとき
「Cコート(1番奥のピッチ)のお客さん、たぶん怪我したから、氷持ってってあげて」
と言われた。
他にも
「なんか宅配らしき人が来たから、対応してあげて」
など、指導中にも関わらず、ピッチ外や、他のピッチの現象にも、他の誰よりも早く気づくのである。
本当にこの人は、どこまで見えているのだろうと不思議に思うことが多々あり、その観察力がシンクロコーチングの質に繋がっているのだと感じる。
そして、すべてのコーチングに置いて、「評価するプレー」と「評価しないプレー」の基準が明確であるのが特徴で、曖昧な表現はしない。フリーズをかけても、基準が明確なので、端的に伝えることができ、選手たちにも理解しやすい。
B級の講習会では、僕も含め、ほとんど指導者がこの「基準の提示」や「現象に対する働きかけ」の部分でインストラクターに指摘を受けた。
これらを、しっかりやらなければいけないのが、指導者であるが、実行するのが本当に難しく、僕もまだまだだであると感じている。
なので、アツさんの指導の本質を見ずに、アツさんの指導スタイルだけを真似しようとすると、ただのうるさい人になってしまい、むしろ選手に対して、良い影響を与えることができなくなる。
僕もまだまだ真似したくても、できない。
それぐらい、僕は凄い指導であると思うし、何より信念や情熱、子供に対するエネルギーが凄まじいので、選手に響くものも大きいと感じている。
もちろん、指導面以外でもアツさんの凄みはいっぱいあり、まだまだ書きたいことはいっぱいありますが、その紹介は、また後日、書きたいと思います。
そして、改めて誕生日おめでとうございます🎉
勝負の神様は細部に宿る
『こっからここまでダッシュと言ったら、ここまで。1メートル手前じゃない。たった1メートル手前で力を抜いたために運をつかみそこねてワールドカップに行けないかもしれない。僕は結構そういう細かいことにうるさいんですよ。「勝負の神様は細部に宿る」と選手に言うんですけど、勝負を分けるのって戦術論やシステム論も大事なんだけど、僕の感覚ではね、8割くらいは小さいこと。』
岡田武史さんの言葉です。
改めて、大事なことであると感じました。
先週から、中学3年生の最後の大会、高円宮杯が始まり、僕が関わらせてもらってるチームは市の予選で敗退が決まりました。
勝てば予選突破という状況で、0-1で敗れました。
おそらく、状況を知っている多くの人は、僕たちが勝つことを予想してたでしょう。
僕自身、これまで指導者という立場で7回、高円宮杯を経験してきましたが、1番ショックが大きい終わり方でした。
また少なからず期待して頂いた方々に応えられず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
振り返れば、最後の試合はこのチームの甘さと弱さが全面に出た試合でした。
そして、それは僕自身の甘さであり、僕の責任以外ほかなりません。
試合当日、選手たちのカバンの並びが、いつもより汚かった。そしてアップ前のミーティングに選手たちは2分遅刻してきました。
アップ前にそのことを選手たちに指摘しました。
生活面の話をしたのは、高円宮杯に入ってからは、これが初めてであります。
1回戦.2回戦のときにはなかった、緩みを確実に感じていましたし、このゲームへの嫌な予感はしていました。
しかし修正できぬまま、それが、そのままゲームに出てしまった。
自分たちの不用意なミスから、ショートカウンターをくらい失点。
そこから焦りのあまり、各々がバラバラになり、そのまま敗戦。
もちろん、相手は素晴らしい守備オーガナイズのもと、全員がハードワークして、全力で勝ちにきていて、本当にリスペクトする戦いでした。
しかし、それを上回る能力は、このチームにはあったはず。
それを出し切れないまま、甘さと弱さだけが出て終わってしまった。
整理整頓の甘さが、リスク管理の甘さに繋がったのかもしれない。
時間へのルーズさが、パスのルーズさに繋がったのかもしれない。
戦術云々もあるかもしれないが、1番の敗因はそういう小さな甘さが、数多くあったことだと感じる。
そして繰り返しになるが、これはチームを預かっていた指導者である、僕の指導不足であり、僕の責任である。
日頃の私生活、オフザピッチへのアプローチがまだまだ甘かったと感じる。
選手やチームをサポートして頂いた方々には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、まだ中学生の子供たちには、未来しかありません。
どうか、このゲームも糧に、さらに人として、サッカー選手として、成長してもらいたいと強く願っています。
そして、僕もこのゲームを経験してよかったなと思えるように、指導者として勉強し、さらに魅力的なクラブになれるよう、全力でサポートしていきたい。
勝負の神様は細部に宿る。
もう一度、肝に銘じよう。
トライアル
昨日、テストを受けました。
B級コーチライセンスの講習会を受けに行くための、兵庫県トライアルがありました。
簡単に説明しますと、日本サッカー協会のコーチライセンスは、D級→C級→B級→A級→S級があり、
僕は現在、C級の位置ですので、B級取得にチャレンジしようとしています。
そして、B級からは、各都道府県の推薦が必要であるため、各都道府県のトライアルを受け、合格すればB級取得の講習会に行けるという流れです。
サッカーを教えるのにライセンスは特に必要ではありませんが、僕は元プロ選手でもなんでもないので、吸収できることには自己投資をし、少しでも自分の価値を高めて行かないといけないと思っています。
今回のテストは、「クロスの攻撃」をテーマに大学生を15分指導するという内容です。
今回のテストを受けるにあたり、本当に多くのアドバイスを頂き、本番ではある程度、自分のイメージ通りに行きました。
小学生〜高校生の子たちも、指導実践に付き合ってくれ、本当にありがたかったです。
結果は合格でした。 ありがとうございます。
おそらく受講者の半分程が合格してると思いますが、よかったです。
指導実践終了後、インストラクターに
「なぜこのオーガナイズにしたのか、意図を聞きたい」
と言われました。
というのは、僕が行った指導実践のオーガナイズは
ダブルボックス(ペナルティエリア×2)のコートサイズに、両サイド5mずつのクロッサーゾーンを置き、4対4+2クロッサー(GK有り)、というメニューを行いました。
インストラクターの指摘は、クロスの攻撃というテーマにしては、狭いのではという見方で、何か意図があるなら教えてほしいとのことでした。
僕が答えたのは、
・最近のサッカーでは、サイドいっぱいからクロスを放り込むというのは、あまりなくなっていて、どちらかというと、ボックスの角付近からのスピード感あるクロス攻撃が主流になってきているため。
・一応、広いオーガナイズも試みたが、スペースがある分、考える時間もあり、プレーにスピード感とリズムが生まれなかったため。
・それを改善するために、人数を増やすと、普通のゲームになってしまい、テーマの現象が起きにくくなってしまったため。
以上を説明すると、意図がしっかりあるなら、全く問題ありませんと言われました。
今回は、自分自身を見つめ直す良い機会でした。
講習会も楽しみです。