よっしーBLOG

☆フォーゼムフィールドKOBE☆ ATSサッカースクール☆ATSジュニアユース。

サッカーとはなにか

 

「サッカーってなに?」って聞かれたら、なんて答えましょう...。

 

足で行うスポーツ?

世界で人気のある競技?

 

あまりそんなことを深く考えたことはなかったし、人それぞれの解釈があると思っていました。

 

 

「サッカーとは、1つのボール、2つのゴール、11人ずつの2つのチーム、制限されたスペース、2つのチームが相対してプレーする方向があり、ゲームを実行するためのルールを守ることによって成り立つゲーム」

 

オランダサッカー協会では、このように定められ、指導者ライセンスを取得する人は、必ずこれを最初に学ぶらしいです。

 

さすが、クライフの母国。 理論を大事にする感じが出てます。

 

私は、あまり読書は得意ではありませんが、月に2冊は読むようにしています。

 

サッカーやスポーツ関連の本と自己啓発やビジネス系の本。

 

今月は、オランダでサッカーの分析アナリストをしてる白井裕之さんのこの本。

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「プレーモデル」 とか 「チームオーガニゼーション」とか難しいカタカナが並んでた。

 

もちろん、サッカー指導は理屈や理論だけではないと思うし、私も読みながら「?」って思うところはありました。

 

しかし、「サッカーを自分の中で定義づけをする」ということに関しては、私も大切にしていきたいと思っていました。(現状は、まだまだ定義があやふやなところが多いですが)

 

「サッカーってなに?」っていう問いに対しても、わかってるように見えて、自分の中で定義づけが出来てなかったり、言語化できていない。

 

これは、昔読んだ風間八宏さんの「技術解体新書」

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にも同じようなことが書いてあった。

 

有名な話ですが、風間さんの「止める」という技術の定義は「完全にボールが静止していること」であり、少しでもボールが動いていれば、それは「運ぶ」ということになるらしい。

そして、「止める」と「運ぶ」の中間はすべてミスということになる。

 

何が言いたいかと言うと、自分の中で定義づけをしないと、指導があやふやになるということ。

もちろん、サッカーに正解などないのだけど、自分の中での基準を明確にするということ。

 

料理のレシピが書けないのに、美味しい料理は作れないのと一緒。

味付けや料理の仕方はそれぞれの料理人によって違うが、 その料理人ごとで、自分なりのレシピや基準があると思う。 むしろそれがないと、味がバラバラな料理になってしまう。

たまに、何も考えなくても、美味しい料理が作れるカリスマシェフみたいな指導者はいるが、自分はもちろんその領域ではないし、経験もまだまだです。

 

プレーの失敗だけを咎めるのではなく、何がいけなかったのか、なぜそれができなかったのか、できるためにはどうするばいいか。

 

もっと瞬時に分析し、良いアプローチができるように。

 

そのためには、一つ一つの技術や、シチュエーションを自分なりに定義づけをする。基準を明確にする。 

 

自分の色を付け加えるのは、それがわかってからだと最近感じる。

 

自分はまだまだできていない。

修行と勉強がたりませんな...。